有名人でもなんでもない坂口です。

不純かもしれませんが、私は少なからず「有名人になりたい」という欲望があります。

別に芸能の世界でなくても良いのですが、自分の作った作品などが有名になって、それにともなって自分の名も上がる、そういう体験をしてみたいなと思っています。

これは理由が明確にあるというよりも、自分の知り合いが有名になっていると、強烈に「嫉妬心」が湧き上がってくるんですね。

あと、これから「個」の時代になっていくにあたって、一定以上の影響力を持つことは豊かな生活をおくる上で重要なのでは、と感じています。

でも、有名になる方法がよくわからず、また有名になることが人生の目標というほどの強いモチベーションではないため、あまりアクションを起こせていませんでした。

 

私の好きなYoutuberの方に「おさ＠エクセルYoutuber」さんという方がいます。

この方は会社で働く傍らでYoutuberをやり、徐々に人気が出てき始めていて、個人的にも好きな方です。

その「おさ＠エクセルYoutuber」さんがこんなツイートをされていたんですね。

 

 

私からすると有名人である「おさ＠エクセルYoutuber」さんが参考になった本「有名人になるということ」……。

このツイートで「有名人になりたい！」欲求が顔を出し、気づいたらKindleでこの本を購入していました。

有名人になる方法は、事業をやることと全く同じ

 

読み進めてみると、さすが元コンサルだけあって、理路整然と「有名人になること」という一見俗っぽい内容のことが語られていきます。

私の中で刺さったのは、有名人になる方法がビジネスの原則と何ら変わりがないということです。

自分をある商品ととらえて、その特徴を把握し、どのセグメントのどの顧客であれば受け入れられるのか、そして、どのチャネルを使ってどのようにアプローチすれば売れるのか、その仮説をつくり、ＰＤＣＡ（ Plan 計画 ↑ Do 実行 ↑ Check 検証 ↑ Action 改善 ）サイクルを回して実行する、その繰り返しです

これと同じ話を、「紳竜の研究」というDVDで島田紳助さんもお話されていました。

有名人になるための戦略を立てるにあたって、下記のように自分と世の中のことを整理すると良さそうだなと思いました。

 

・自分は何が提供できるのか？

・今、世の中がどうなっているのか？

・世の中にどういう人がいるのか？

・どういう人に自分は刺さるのか？

・世の中のどのような流れに自分がマッチするのか？

 

上記を整理する上で、勝間さんはもう1つアドバイスを付け加えます。

有名人になるプロセスとして大事なことは、自分に「ありそうで、なかったものに対応する商品性がある」ということです

競争相手がいないところ（「ブルー・オーシャン」）を見つけること、あるいは、競争相手がいたとしても、その競争相手に勝てる市場を見つけることです。

これは西野さんも同じことをよく言っています。

ホーチミンで公演されたときも「僕は時間が無限に使えるので、有限の時間で絵本を作る必要がある絵本作家と勝負しなくて良くなった」という話をされています。

また島田紳助さんも「勝てない試合には行かない。負けないことが大事」と何度も伝えていました。

もし将来起業をしようと考えている方がいたら、手始めに自分という事業を有名にすることから始めても良いかもしれません。

実際、起業家の方は本当に有名になることが上手いなぁと感じることが多々あります。

私も本に書いてあったこととあわせて、上記の項目で自分のことを整理してみます。

有名であり続けることが難しい

1度有名になると、2,3年経つと「オワコン」と言われるようになるという話も載っていました。

勝間さんがご自身でその過程を経験されたからこそ、その時の心理的な変化が細かく書いてあり、個人的に非常に興味深かったです。

この「オワコン」にならないようにするために、勝間さんは2つの方法を提示します。

そんなふうにネタにされたり批判されたりするのも、それがウケるから。つまり、ブームになっていればのことでしょう。ブームが終われば、そもそもブログ記事にすら書かれなくなります

さらに、この飽和を防ぐために、有名人たちがどんなことをしているのかを観察すると、次のような方法があることがわかります

方法１　コンテンツを出し惜しみする

方法２　どんどん新しいファン層を開拓する

コンテンツを提供し続けると、逆に飽きられてるのも早くなってしまう。

同じファンと居続けると、ファンからも飽きられて、ファンが減ってしまう。

このあたりはコミュニティ運営にもつながる内容ですね。

有名人になることは大変

有名人になることの大変さも語られています。

有名人になったら「あがり」なイメージが正直ありましたが、どうやらそうでもないようです。

「有名人になる」というベンチャー業は、比較的神経をすり減らしながら、収入としては数十万円、一〇〇万円単位を細かく集めて、なんとか年商一億円（収入でも利益でもなく、売上です）を目指す、というのが、わたしのイメージです

有名人業のリアルな収益構造を知ることができました。

 

他にも有名になるまでに具体的にどういったことをしたのか、その記録も書いてありました。

もし「有名になりたい」という思いがあるのであれば、参考にしてみてはいかがでしょうか。