「ネットリテラシー」の次に「コミュニティリテラシー」が必要になる理由

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コミュニティマネージャー勉強中の坂口です。

ここ4ヶ月ほど「コミュニティ」について学んでいるうちに、「ネットリテラシー」の次に必要になるのは「コミュニティリテラシー」だと考えるようになったので、それについて書いてみたいと思います。

これは確実に来る変化なんじゃないかなと思っています。

そもそも、なんで今「コミュニティ」なのか

ここ1年、「コミュニティ」の盛り上がりが高いです。

WeWorkでは日本に上陸したと思ったらコミュニティマネージャーを募集する

NewsPicksでコミュニティ特集をやっていたり

ファンを組織し、収益に繋げる「コミュニティビジネス」が、いま各業界で花盛りだ。コミュニティはなぜ現代社会に求められていて、企業はどのような点に着目しているのか。「ファン」という移ろいやすいものを、しっかりとつなぎ留めるための方法とは。国内外の事例から「コミュニティビジネス」の最先端に迫る。

有名人が次々とサロンを開いています。

Synapseはオンラインサロン・プラットフォームです。

なぜここまで「コミュニティ」が盛り上がっているのか?

そこには「情報爆発」が深く関わっています。

インターネットの一般化、Web2.0やSNSの拡大により、個人が情報を発信するハードルがどんどん低くなり、指数関数的に情報流通量が増えました。

引用:http://adv.yomiuri.co.jp/ojo_archive/tokusyu/201508/201508toku1.html

それにより、目に入る情報が多すぎてしまい、「自分ごと」の情報しか頭に残らず、「世の中ごと」の情報が自然と無視されるようになってしまいました。

「自分ごと」の情報とは、SNSでフォローしている情報や、身近な人から発信される情報、自分の好きなものの情報を指します。

故に自分と関係ない情報であるマス広告が効かないと言われるようになり、口コミが購買行動に大きく影響をおよぼすようになりました。

クチコミが購入の決め手になった経験がある人は全体の約7割。特に女性がクチコミの影響を受けやすい傾向がある~「購買行動においてクチコミが与える影響」について、全国の15歳以上男女を対象にアンケートを実施したところ、「普段から商品やサービスの購入時にクチコミを参考にして購入を決める人」が全体の4割、「実際にこれまでクチコミ...

そしてより効率よく「自分ごと」の情報を獲得するために、共通の関心を持つ人々が集まる場所として「コミュニティ」を求め始めたのです。

「ネットリテラシー」疲れが起きている

元々インターネットは心地よい空間として存在していました。

自分が好きな情報を、好きなタイミングで得られる場所として機能してたわけです。

しかし、インターネットには情報が玉石混交としており、一種のリテラシーがないと正しい情報、意味のある情報を見極められなくなってきました。

これが「ネットリテラシー」と言われているものです。

「ウソをウソだと見抜けない人だと難しい」と2chを創設したひろゆきさんがおっしゃったあたりから、ネットリテラシーへの意識が高まったように思います。

しかし、SNSの登場、そしてSNSによってリアルな知り合いが繋がる状況になってしまったため、常に様々な情報が目に入るようになりました。

それによって「ネットリテラシー」は高まりましたが、常にリテラシーを発揮していないといけなくなってしまったわけです。

すると、一種の「ネットリテラシー疲れ」が発生してきます。

そのため、リテラシーを使わなくて良い空間として「コミュニティ」に所属するようになってきたわけです。

「ネットリテラシー」の次が「コミュニティリテラシー」になる理由

ただ、その次に必要になるリテラシーは、「コミュニティ」に対するリテラシーになるのではないかと思うのです。

そこには2つの種類の能力が必要になると考えています。

良いコミュニティを見極める能力

「コミュニティ」は、長くとどまることももちろんありますが、渡り歩くこともあります。

SNSでフォローする人を整理するように、コミュニティも移り変わっていくわけです。

そして、複数のコミュニティに所属することが増えていきます。

すると、新しく入ろうとしているそのコミュニティが「良いコミュニティ」なのか「悪いコミュニティ」なのかを見極める力が必要になってきます。

なぜなら、「コミュニティ」は長く深く時間を使うこともあるので、自分の貴重な時間を割く価値があるかどうかを常にジャッジする必要が出てくるためです。

最近では有料のサロンもあるので、サロンに入る前にそのコミュニティに価値があるかどうかを判断することも増えてくるでしょう。

逆に自分の時間をいくらでも使っても良いコミュニティだ、とジャッジできれば、とことんコミットすべきですし、そのほうが人生が豊かになるはずです。

そのためにも、見極め力が大事になってきます。

コミュニティから抜ける能力

「ネットリテラシー」はネットの情報を見極めて、「ダメな情報」だと判断したら、その情報を頭のなかで信じなければ済む話でした。

しかし「コミュニティリテラシー」の場合、例えばそのコミュニティで人間関係が予めできあがってしまうと、合わないコミュニティだと気づいたとしても、そこから抜けづらくなります。

これができないと、自分の貴重な時間を浪費してしまうことになるため、「コミュニティを抜ける能力」も必要になってくると思うのです。

おそらく、この能力が1番発揮されるべきなのが「地域コミュニティ」。

同じマンションの組合やPTAなどもコミュニティの一種ですが、関係性がどうしてもできてしまうので、なかなか抜けづらいはずです。

そういった時に、最初程よく周りと関係性を築きつつ、そこから抜けても白い目で見られないくらいの濃さで付き合う能力が必要になります。

「コミュニティリテラシー」を鍛えるためには

この「コミュニティリテラシー」を鍛えるためにはどうすべきでしょうか?

2つあると思っていて「多くのコミュニティに所属してみること」「自分がコミュニティを作ってみること」だと思います。

多くのコミュニティに所属してみること

所属してみないと、そこでの関係性の作り方、良いコミュティの見極め方についてPDCAを回せないと思います。

学校や会社の同僚といったコミュニティで試すとダメージが大きいので、趣味や勉強のためのコミュニティに所属するのが良いのかなと思います。

自分がコミュニティを作ってみること

私個人として、コミュニティを運営したいということで「コンテンツ飲み(ビジネス本)」という、定期的に特定のビジネス本を読んだ人で集まって飲む、というコミュニティを運営し始めました。

まだ始まったばかりですが、1度イベントを開いただけでかなり多くの学びがありました。

作り手になると、受けてになった時により広い視野で見られるようになるので、これも1つの手段なのではないでしょうか。

もしかしたら学校教育で「コミュニティリテラシー」の授業ができる日が来るかもしれませんね。

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