今の仮想通貨はバブルだと思っている坂口です。
バブルである以上、得をする人はもちろんいると思うのですが、かなりの人が損をするはずです。
そんな仮想通貨バブルで、どうすれば損をしないのか…について考えてみました。
こういったバブルには、バブルなりの「向き合い方」があります。
それはアメリカの「ゴールドラッシュ」から学ぶことができるので、ご紹介します。
INDEX
そもそも「ゴールドラッシュ」とは?
ゴールドラッシュについて耳馴染みのない方もいらっしゃると思うので説明します。
1800年中頃に起きた、「開拓の地で金が採れる」と人々が押し寄せ、また世の中の経済も大きく盛り上がった現象です。
ゴールドラッシュ(英語: gold rush)とは、新しく金が発見された地へ、金脈を探し当てて一攫千金を狙う採掘者が殺到することである。特に、1848年ごろにアメリカ合衆国のカリフォルニアで起きたゴールドラッシュのことを指す。
一連のゴールドラッシュは世界のマネーサプライを急増させた。フランス銀行の発券高は1850年の4億5千万フランから1870年に15億5千万フランとなった。プロイセン銀行の方は1850年に1837万ターラーだったのが1870年には1億6326ターラーに達した。金準備の増加は中央銀行の再割引も促進した。イングランド銀行の場合、1847年10月の830万ポンドが1852年の第3・4半期平均で2180万ポンドに増えた。フランス銀行の場合は増加率が5倍近く、1847年の1億2260万フランから1852年の5億8480万フランにまで膨れた。
「仮想通貨で稼ぐ人」は「ゴールドラッシュで金を掘る人」
実際、ゴールドラッシュの時にゴールドを採掘して儲けた(黒字になった)のは1%前後の人々だったそうです。
アメリカでゴールドラッシュで沸き立つ中、1番儲けたのは、ゴールドを掘った人ではありません。
なので今の仮想通貨バブルも、仮想通貨の取引で稼ぐのは「ゴールドを掘った人」と同じことになる可能性が高いと僕は睨んでいます。
ゴールドラッシュで1番儲けたのは「〇〇業者」
ではゴールドラッシュでは誰が最も稼いだのでしょうか?
よくゴールドラッシュで最も稼いだのは「スコップ業者」と言われてますが、それも事実とは異なり、実は「ジーンズ業者(具体的にはリーバイス)」です。
スコップはなかなか壊れないのですが、ジーンズはすぐ汚れるし、何着も必要だった、というわけですね。
仮想通貨バブルにおける「ジーンズ」は何か?
今、ゴールドラッシュのような熱量でもりあがっているのが仮想通貨です。
この仮想通貨バブルにおける「ジーンズ」は何になるのか?
様々なレイヤーがあるかとは思いますが、投資対象としては「サーバー」「電力」「仮想通貨取引所」あたりがかなり盛り上がっていくのではと考えています。
仮想通貨を採掘するためには協力なサーバーと電力が必要です。
また仮想通貨取引所は場として大きく盛り上がっていくはずです。
なので、そのあたりの業界に投資をする形が良いのではないでしょうか。
より損をしないために注目すべきもう1つのこと
もう1つの「ジーンズ」として考えているのは「金融リテラシー」です。
これには元来の資本主義における金融知識はもちろんのこと、仮想通貨の知識も含まれます。
どのような原理で仮想通貨の価格が変動するのか、そもそも仮想通貨がどういった思想や技術で生まれたものなのか…そういった知識が「ジーンズ」になりえるはずです。
なのでそういった金融知識を提供したり、仮想通貨の知識を提供する人も大きく稼ぐことができるはずです。
最近影響力のあるブロガーがこぞって仮想通貨ネタをやっているのは、このあたりの話があるのでしょう。
そういったブロガーは結局「稼ぐ側」で、そのブロガーが言った仮想通貨を何も考えずに従って買っていると、損をする可能性が高いでしょう。
金融の知識を身につけていこう
ブロガーで無かったとしても、このあたりの金融知識、仮想通貨の知識を身に着けておいて損はありません。
特に金融については、最近ITビジネスでは金融や金貸しをやる流れが加速しています。
メルカリの「メルカリNOW」、CASH、楽天銀行、ZOZOTOWNのツケ払い……。
金融は利益率の高いビジネスであるため、企業がこぞって参加するのですね。
なので金融知識はこの仮想通貨バブル以外でも活用できます。
まとめ
今回の記事のまとめです。
・仮想通貨の取引で稼ごうとするのは分が悪いと歴史が言っている
・歴史から学ぶのであれば「サーバー」「電力」「仮想通貨取引所」に投資するほうが筋が良い
・「金融リテラシー」を身につけると、他分野にも横展開ができるのでおすすめ
私も金融リテラシーを地道に勉強していこうと思います!
★Twitterやっています!「ブログネタのタネ」をほぼ毎日ツイートしてます。
遅ればせながら、あけましておめでとうございます!
年が明けた瞬間はトイレにいました。
僕以外の家族、全員寝てました。
そろそろ寝よう…
— 坂口淳一@コミュニティクリエイター (@jsakaguc2010) December 31, 2017
★コンテンツを肴に飲む「コンテンツ飲み」コミュニティを運営しています。ぜひご参加ください!
Photo by Pavel Churiumov on Unsplash