こんにちは、SEO初心者の坂口淳一です。
私は普段Webディレクターをしているのですが、前職が主にSNSでバズるような企画が得意な会社だったこともあり、今までSEO系のディレクションをガッツリしたことがほとんどありませんでした。
そんな中で2017年10月からブログを始めました。
しかしSEOの知識が無いので、「このままブログをやっていっても、SEOによるPVが獲得できないのでは……?」と不安になったんです。
そこで、前から積読していたこの本を手に取りました。
この本はウェブライダーというコンテンツマーケティングやWebライティングのプロ集団の会社が執筆した、SEOライティング・Webライティングのノウハウが詰まった本です。
特長は、架空の人物「マーケッター ボーン・片桐」の物語として、本が進行していくことです。
つまりストーリーの中で、様々なSEOライティングのノウハウが語られていくんです。
ストーリー仕立てになっているため、非常に読みやすかったです。
本のページ数は700P以上あるのですが、あっという間に読めてしまいました。
しかし学べる内容は多く、SEOにおけるライティングを深く学ぶことができました。
本の中でも特に気になった項目についてご紹介します。
検索するユーザーの「意図」を満足させるコンテンツが必要
検索する時、人は検索ワードの裏で求めているものがあります。
その求めているもの(=意図)を汲み取ってコンテンツを作っていく必要があるとこの本の中では説きます。
そのために有用なのが「検索結果の上位になるコンテンツを分析すること」。
業界の人にとっては当たり前かとは思うのですが、これを精緻に分析している人って少ないのではないでしょうか。
また、重視すべき3つの要素として「専門性」「網羅性」「信頼性」を挙げています。
その要素がどれだけ高いかによって、検索エンジンにどれだけ評価されるか、ひいては読んだ人にどれだけ読まれるかが変わってくるのです。
この項目を読んで、「自分の専門性ってなんだろう?」「自分が述べて信頼性が高いコンテンツってなんだろう?」と考える良いきっかけになりました。
ちなみに他にも重要な要素として、下記のような事も書いてありました。
コンテンツを作る時のチェックリストとして活用できそうです。
・悩みや質問に的確な答えを返しているコンテンツ
・検索ユーザーが抱えている悩みや質問を網羅的に取り上げ、先回りして答えを返している
・他のサイトと同じ情報を扱っていても、どこよりも素早く答えがわかるコンテンツ
・他のサイトと同じ情報を扱っていても、どこよりも見やすい、わかりやすいコンテンツ
・他のサイトと同じ情報を扱っていても、どこよりも信頼できるコンテンツ
・どこよりも情報が新しいコンテンツ
自分ごと化による共感を生む
人は論理だけでは動きません。感情を持つ生き物です。
なので、コンテンツにただ「情報」が書いてあっても心は動かず、「感情」があって初めて心が動くものです。
そういった「感情」に訴えかける要素をコンテンツに入れることを本の中では推奨しています。
例えば、話者の宣言。
この記事でも早速取り入れているのですが、最初に入れた「こんにちは、SEO初心者の坂口淳一です。」がそれにあたります。
誰が書いているかを明確にすることによって、読者が入り込みやすくなるわけです。
他にも「」による感情表現という手法も紹介されていました。
これもこの記事に早速取り入れていまして笑
「このままブログをやっていっても、SEOによるPVが獲得できないのでは……?」
↑このカギかっこがそれです。
こういうセリフによる感情表現をすることによって、共感を生むことができるようになります。
直感的に読みやすい文章を
「読みやすい文章」についても本の中でかなり説明がされていました。
主なチェックポイントは下記のように書いてありました。
・改行にリズム感を持たせる
・漢字と平仮名の含有率の調整
・指示語を減らす
・箇条書きで要点を整理
・情報をカテゴライズして整理
・いらない言葉や表現はカット
・感情表現を入れ、自分ごと化による共感を誘発
・写真などを間に挟む
・マンガ的な表現(会話調)
このあたりも、チェックリストとしてすぐに使えそうでした。
いかがでしたでしょうか?
本の中では他にもSNSにおけるライティングのコツや、オウンドメディアを企画する時のフォーマットなど、かなり幅広い「Webライティング」についてたくさん書いてあります。
Web上でライティングをする方にとっては必読書です。
ぜひ読んでみてください!