コミュニティマネージャー見習いの坂口です。
最近「コミュニティ」の話題が世の中的にも盛り上がっているなぁ…と感じています。
そして企業においても個人においても「コミュニティ」を起点としたコミュニケーションでないと世の中に情報が浸透しなくなっている、という危機感が強くなってきています。
私も危機感を感じている1人で、「コミュニティ」について勉強している最中です。
勉強をしていると、私と同様に「コミュニティ」に興味を持つ方がみんな「人生の勝算」をおすすめされていたので、私も興味を持ち、購入しました。
読んでみると、まさに「コミュニティ」作りの教科書とも言える内容でした。
コミュニティで重要な5大要素
この本で学べる内容は、この5つに集約されていると言っても過言ではないでしょう。
最初の二つは①余白の存在、②常連客の存在です
③仮想敵を作ること、④秘密やコンテクスト、共通言語を共有すること、⑤共通目的やベクトルを持つこと
そして、この5つは全て「スナック」に集約されています。
例えば「余白」については、スナックのママがその役割を担っています。
コミュニティを作る上では「余白」が重要になります。そして、スナックにおいては、ママ自体が、確かな余白として設計されています
例えば一緒にお酒を飲んだお客より先ふすに潰れても良いし、どこか頼りなくても良い。プロフェッショナルとしては、粗だらけです。でも、その未完成な感じが、逆に共感を誘い、仲間を作ります
私、実はある三軒茶屋のスナックに一時期通っていたのですが、そこのママは「耳が遠い」という致命的な余白があったんですよね笑
でも、お客さんがサポートの女の子に言ったり、紙で書いたりすることで助け合って、みんなが仲間になっていたんですよね。
個人的に感じた「人生の勝算」
この余白の話は、先日開催した「革命のファンファーレ飲み」でも体験することができました。
先日のイベント、僕1人で運営してたんですね。
で、当日になって「あ、受付必要だ」と気づいたんです。
そこからテンパりっぱなしだったのですが、参加者の方が「手伝いましょうか?」と言ってくださったんですね。
全く意図していなかったのですが、自然と余白が生まれ、みんなが「仲間」になったと感じられた瞬間でした。
コミュニティの要素の他の4点についても、スナックに紐づけて説明がされますので、ぜひ読んでみてください。
個人的には「④秘密やコンテクスト、共通言語を共有すること」について、誰かと語りたい笑
アイドルのファンとか、アイドルごとにいろんなコンテキストがあるから、それが何故生まれたのかを解き明かすと、理解が深まりそうだなと感じています。
コミュニティの核に、クオリティは必要か?
この「人生の勝算」では、才能がない人がどのように勝つのかという話が主題になっています。
ルックスやパフォーマンスが完璧で一見非の打ち所のないアーティストは、現代ではファンを作りづらいのが現状です
このように、コミュニティの核となるもののクオリティは、むしろ高いと邪魔になるという話が出てきます。
このあたりは、議論の余地があるような気がしています。
西野さんは逆に「良いものを作るのは当たり前」と話しています。
現状はまだ「コミュニティ」を作る力で勝てる素地があるので、クオリティが高くなくてもそれなりに戦えるかもしれません。
しかし、今は情報にすぐアクセスできる時代です。そしてすぐ真似ができる時代でもあります。
なのでクオリティを高めることは、そこまで難しくなくなってきました。
なので、少なくとも「一定以上のクオリティは必要」なのではと個人的には考えています。
Newspicksアカデミアで西野さんと前田さんが講演されている動画では「クオリティの定義が変わってきている。余白の設計が大事だ」とお話されているので、クオリティの高さが変わってきた、という考え方のほうが正しいのかもしれません。
そのためにも、クオリティを高めるためのスキルや情報と、余白の設定を同時に考えていかないとと思っています。
少なくとも今のうちであれば、この本に書いてあることを実践することで差別化ができます。
ぜひ買って読んでみてはいかがでしょうか。
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自殺志願者をどう止めるかにおいて「友達が悲しむから」という理屈ではなく、「あなたが死ぬのは嫌だ」という感情に持ち込んで、自殺志願者が否定できなくさせるべきだと。
これ交渉術とか説得に広く使えそう— 坂口淳一@コンテンツ飲み (@jsakaguc2010) 2017年11月18日
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